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クロツラヘラサギはトキの仲間

クロツラヘラサギは、しゃもじのような嘴(くちばし)が特徴で、へら(篦)の形に似ていることから日本ではヘラサギ、欧米ではSpoonbill(スプーンのようなくちばし)と呼ばれています。

クロツラヘラサギ<Platalea minor>
ペリカン目 
トキ科
ヘラサギ属
クロツラヘラサギ
  絶滅危惧1B類〈 環境省〉
体長 約74~82cm
体重 約1,460g~2,050g
嘴の長さ 約17~21cm
翼開長 約135~142cm
脚の長さ 約22.5cm

 

くびを伸ばして飛びます

クロツラヘラサギは白いサギ類とよく似てますが、飛んでいる姿でも違いがよくわかります。

〈サギ類〉
くびをS字形に曲げて飛びます。
〈クロツラヘラサギ〉
くびをまっすぐ伸ばして飛びます。

 

くびを伸ばして飛びます

しゃもじのような嘴は魚を捕まえるために進化したもので、嘴を水中で左右に振りながら歩き、触れた魚やエビ、カニ、昆虫などを捕まえて食べます。

いそがしく首を振りながら餌を探します。

 

〈成鳥/大人〉〈 亜成鳥/若者〉〈 幼鳥/子ども〉

クロツラヘラサギの生まれたばかりの雛(ヒナ)の嘴はオレンジ色で、だんだん黒くなります。 40日くらいで身体も大人くらいになって、飛ぶ練習も始めます。 生まれた年の秋には海を越えて越冬地へ渡って行きます。クロツラヘラサギの場合は、嘴の細かい皺(しわ)状の模様の深さや、嘴の色、風切羽の先の黒色の状態などで、年齢を見分ける参考にしています。

幼鳥のくちばしは
皺模様が少ない

成鳥のくちばしは
皺模様が深い

 

クロツラヘラサギの「夏羽」

クロツラヘラサギは、春になって繁殖の季節が近づくと頭のうしろの冠羽(かんう)が長く伸び、冠羽と胸がオレンジ色に染まります。日本では繁殖地へ戻る前の4~5月頃、伸びた冠羽が薄いクリーム色になっている個体が見られることがあります。

 

クロツラヘラサギとヘラサギ

日本にはクロツラヘラサギとヘラサギの2種が渡来します。
とてもよく似ていますが、大きさや目の周りの形や色、嘴の色などが少し異なります。

ヘラサギ
White Spoonbill
Eurasian Spoonbill

クロツラヘラサギ
Black-faced Spoonbill

目の周りが白く、身体はクロツラヘラサギより少し大きい。 世界的に生息数は多いのですが、日本への飛来は少ない。
〈全長約86cm〉
目の周りが黒いから、黒(クロ)い面(ツラ)、くちばしが篦(ヘラ)のようだから、クロツラヘラサギと名付けられました。
〈全長約73.5cm〉
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