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世界のクロツラヘラサギ<東アジアの越冬地>
台湾・台南七股クロツラヘラサギ保護区photo:Wang Jeng-Jyi 韓国・江華島 Gaksiam
生息地は東アジア

クロツラヘラサギは東アジアに生息する絶滅が心配されている鳥です。
確認されている繁殖地(卵を産んで育てる場所)は、朝鮮半島の西側の黄海上や、中国の遼寧省、ロシアのピョートル大帝湾周辺の地域などです。 特に韓国と北朝鮮の国境付近に点在する小さな無人島で多く繁殖します。 繁殖時期は3月から6月頃です。
寒い冬を避けて南へ移動する越冬地は、台湾、香港、マカオ、ベトナム、日本などです。近年はタイやカンボジアでも移動が確認されています。
1990年代後半から東アジアで注目され、保全への関心が高まっています。 官民併せた国際的な調査・研究の協力や啓発活動などが活発に行われています。

クロツラヘラサギはアジアの湿地環境を代表する鳥で、特に子どもたちに人気が高いようです。 クロツラヘラサギを通して、シギ・チドリやガン・カモ類を知り、湿地の生物や大切さを学ぶきっかけになることが期待されています。

ふるさとは小さな無人島

クロツラヘラサギの繁殖地は、朝鮮半島の西北側の黄海上に集中しています。 北朝鮮側にも独島などの繁殖島がありますが情報が多くありません。 他には、さらに北の中国・遼寧省にある石城島のそばの「形人坨」、「元宝坨」の2つの無人島と、ロシアのピョートル大帝湾の「フルゲルム島」などが確認されている主な繁殖地です。
クロツラヘラサギが繁殖している場所のほとんどは草木の少ない岩がむき出しの小さな無人島で、カワウ、カモメ類などと一緒に繁殖しています。それぞれの島はいつも安定した繁殖数ではなく、年によって大きく変化し、繁殖しなくなった島や、新たに繁殖島が確認されることもあります。

Gaksiamの調査に向かう韓国チーム 仁川市の都市開発地域にあるクロツラヘラサギ島
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